「美」と「味」との調和、料理の風情に重きを置き、
変わらぬ心ともてなしで皆様をお迎えいたしております。
福田家の歩みHistory
1939年 | 昭和14年10月東京・虎の門で割烹旅館
「福田家」開業
福田家は、北大路魯山人の食と美の世界に心酔した先代福田マチが、ここ福田家にその理想を実現しようとしたことにはじまります。魯山人に指導を受けながら、日々、味・接待を含む幅広く五感を満足させる「もてなし」を追及。旅館料亭として、北大路魯山人はもちろん、川端康成、湯川秀樹、イサムノグチら文化人が定宿しておりました。
1945年 | 昭和20年7月「福田家」紀尾井町に移転
空襲で全焼したことをきっかけに虎の門より紀尾井町へ移転。もとは尾張徳川家の中屋敷があった場所で明治維新功臣で明治皇后の侍従長であった香川敬三伯爵が明治二十八年ごろに建てた屋敷の一部を買い取り、福田家を再建。その後、海軍軍令部総長伏見宮殿下のご静養先としてお迎えさせていただきました。
1946年 | 昭和21年4月「福田家」再開
再開にあたって、改めて魯山人作の食器やテーブル等の調達、屏風、軸など美術工芸品を用意して虎の門福田家の再現に努めました。二代目福田彰夫妻へと代替わりし、より「豊かなひととき」を過ごしていただくためのもてなしを磨いてまいりました。
1969年 | 昭和44年別館「ふくでん」開業
1995年 | 平成7年紀尾井町福田家ビル竣工。
料亭「福田家」開業。
2016年 | 平成28年6月別館「ふくでん」の場所に
「福田家」移転
時代に相応しい改装を施しながら、今日に至るまで、福田家では“美”と“味”との調和、料理の風情に重きを置き、変わらぬ心ともてなしで皆様をお迎えいたしております。
魯山人の目にかなう風雅の息吹
芸術家だけではなく、美食家としても広く知られる魯山人。その世界観に魅せられた先代・福田マチは、「福田家」を 開業するにあたり魯山人から一から指導を受けました。北大路魯山人の考え方、美意識が色濃く反映された店。それが福田家なのです。